名古屋の医学部予備校・医歯薬&難関大専門塾|St.Mepres

講師コラム

生徒から、特に卒生からこの時期よく聞かれることなのですが、
英文を読むときに、辞書を引くべきか、
引かずにわからない単語の意味を推し量りながら読むべきか。

確かに、入試では、辞書の持ち込みができない学校がほとんどですし、
可能な学校はかなり入りやすい学校か、
もしくは最難関に近いところで辞書を使っているレベルでは受からないところか、
そのどちらかなので、引かずに読むことは必須なのですが・・・。

高校でも予備校でも引かずに読めと言われているのかもしれません。
でも、どんな英文を読むにしろ、
例えば一段落でわからない単語が三つも四つもあったら、
特にその中にトピックに大きな関係のある語が含まれていたら、
辞書を引かずに果たしてその英文がちゃんと読み込めるのでしょうか?

今の時期大切なのは文の内容をしっかりつかむこと。
時間がかかっても、正答をきちんと導き出す練習をすることです。
模試が始まり、現役生も卒生も時短が気になると思いますが、
今の時期に英文を読み込む力、正答をきちんと導き出す力をしっかりつけておけば、
後半は様々な演習を通して、時短を心がけて行けばよいわけで、
合格のイメージもつかみやすくなります。

逆に今の時期に焦って基礎を疎かにすると、
秋になっても時短の壁が越えられなくて、
さらに焦るという、悪循環に陥りやすいのです。

それではどうすればよいのか?
まず読み始めに一段落にわからない単語がどれだけあるか見てみましょう。
前後の文から類推するのには限界があります。
四つも五つもあるなら迷わず辞書を使う。
一つかせいぜい二つ、トピックの関係ない語なら、
辞書を使わずに読んでみる。
前後関係から類推する練習も大切ですから。

要するに、この時期だからとか、受験を体験した卒生だからということではなく、
英文によって使い分けて行くことが大切なのです。

辞書を使って読むと確かに時間がかかります。
でも、辞書を使うことによって自分の中の語彙の引き出しが豊かになります。
単語帳で覚える時はどうしても一番よく使う語彙を覚えることになりますが、
実際は英単語は日本語の該当単語の語彙と100%重なっているわけではなく、
数学の集合の重なりのようにずれている部分が非常に多いわけです。

今の時期、辞書を引きながら、その単語にはどういう意味合いがあるのかをしっかりつかみましょう。
読んでいる英文にふさわしい意味が見つかったらそこでやめるのではなく、
書かれている内容を最後まで見てみましょう。
ピンと来る意味合いがなかったら派生語も見てみましょう。
名詞で見つからなかった意味が、
動詞や形容詞で見つかるかもしれません。

そうしているうちに、その単語が持っている日本語の表面的な意味ではなく、
中心になる概念がつかめてくるでしょう。
それがつかめると英文の内容に合わせて臨機応変に意味が理解でき、
英文をそのまま理解する力が加速度的に大きくなります。

そのためには電子辞書ではなく、紙辞書をおすすめします。
面倒なようですが、辞書を引くことで単語の定着も早くなります。
何度も覚えた単語なのにと悔しい思いをしながらひくことで語彙も綴りも覚えるのです。
夏休みくらいまでにしっかりやって、語彙力を充実させましょう!
そして読めるものは辞書なしで読みましょう。
基準は上に書いた通りです。
細かい作業が大きな実力を作ります。
学問に王道はないのです。

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