明けましておめでとうございます!
数学科講師の石原泉です。
これから合格して進学される皆さんに
今春京都大学大学院 を卒業する長男の話が少しでも励みになればと思い、
中野学長にお願いして、ここに掲載いたします。
石原央之です。
僕は今、社会基盤工学専攻の大学院2回生です。
今は修士論文を仕上げるべく、大学に寝泊まりする毎日です(笑)
①京都大学工学部地球工学科受験について
公立高校出身の現役生は自分を含めて合格点ギリギリで合格している人が多いです。
自分も電磁気の電気分野の難問はあまり理解できないまま,入試当日を迎えました。
ラッキーなことに磁気分野が出たので,それなりに答えることができました。
これは極端な例ですが,
現役のときから完璧に仕上げた状態で入試を迎えている人は多くないと思うので,
自信をもって強気に臨むのが大事だと思います。
あと,とれる問題を確実にとるのが大事です。
京大の化学なら有機分野はわりかし点を取りやすいので,
有機だけは完璧にして臨んだこともあり,高得点をとることができました。
英語は苦手だったのですが,本番たまたまできたのでよかったです。
英語で安定した点数をとれるようになるとかなり強いと思います。
数学に関して言うと,僕が受験した2009年は非常に難しかったのですが,
それ以降簡単になりつつあるので,完答することが求められていると思います。
②大学生活について
おそろしく自由です。
自由すぎて,とことん落ちていく人をこの6年間で多々見ました。
しかし,この自由を上手に使っている人もたくさんいます。
自分も2回生のとき,授業があまりなかったこともあり,
ほぼ大学に行かずにサッカーの紫京杯の運営委員や青城(サッカーのサークル)と
バイト三昧で過ごしたため、3回生になり、授業が増えたときに対応するのに相当苦戦しました。
こんな感じで最初の3年間で大学から学んだことはほとんどありませんでした。
しかし,4回生になり,研究室に配属されてから大学生活が一変しました。
思っていたより研究というものは楽しく,毎日大学に通うようになりました。
研究室から、学会発表をさせていただく機会も何度か与えられ、
昨年(2014年)の11月には上海での国際学会で、
英語で10分弱のスピーチと質疑応答を初めて体験しました。
このような機会に恵まれやすいのも京都大学の強みだと思います。
③スポーツについて
京都大学工学部は実はそんなに賢くないので,運動がめちゃめちゃできる人が多いです。
今年は京大初のプロ野球選手誕生。
ロッテに入団決定の田中英祐君や、
関西学生対抗選手権で、一万メートル優勝、ハーフマラソンと五千メートル2位の平井健太郎君も
いまメディアに注目されています。
これにはじまりすごい人はたくさんいます。是非来てください!