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  • プリティ中野です!

    こんにちは!名大理学部数理学科4年の山下龍星です。
    セントメプレスに勤めて早一ヶ月。
    中野学長につけて頂いたドラゴンスターの異名も少しは定着してきたかな、
    という今日この頃ですが、
    早くも数学物語第二弾を書かせていただけることになりました!
    というわけで、また少しお付き合いくださいね。

    今回は前回とは別の、僕の受験生時代の話をしたいと思います。
    題して、~ドラゴンスター山下のドキドキ受験ケガ物語~

    まず初めに、とにかく僕の受験生時代は向かい風の連続で、
    なによりケガが多かったのです。
    次から次へと(身体的な)困難の連続でした。その一部始終を話します。

    僕が高校3年生の頃。夏休みが終わり、いよいよ受験シーズン到来の9月。
    毎年この時期僕の高校では、決まって身体測定が行われます。
    中3以来ほとんど伸びていない身長を測り、体重、座高と順に測定します。
    体重は毎年変わらず60kgをキープしていました。安定です。
    座高は毎回少し高いというのが特徴でした。
    足が短いというような声は聞かないようにしています。
    そして、身体測定とともに必ず行われる尿検査。
    これがケガまみれ受験期の幕開けとなることは、
    僕自身全く想像ができなかったのです。

    腎臓があまり良くない僕は、中学校2年生あたりから、
    7/10ほどの確率で尿検査に引っかかるようになっていました。
    そういう生徒には学校から通告書が配布され、近くの内科で診てもらう必要があります。
    僕も尿検査に引っかかるたびに、
    これでもかというほど(注射の際の)心の準備をしてから、
    近くの内科で診てもらっていました。

    そして高校3年生の今回も尿検査に見事引っかかり、病院にいくことに。
    血液検査が大の苦手である僕は、真っ青な顔になりながらも注射をこなしました。
    結果は再検査。理由は白血球の数が基準値を超えていたからだそうです。
    医師の口からは最悪だと白血病だという言葉まで出たので、
    相当ビビったのを覚えています。
    そこから1ヶ月ほど、検査のために週1ペースで病院へ。
    結果的には問題なしでしたが、精神的にだいぶ疲れたのを覚えています。

    病院通いも終わり、いよいよ勉強に集中できる!と思った矢先の10月。
    勉強にすべてを捧げていた僕にとって、学校から塾までの自転車で通う道のりは、
    ささやかな娯楽の一つでした。
    その日も(すでに高校三年生であるにも関わらず)クラスの友達と一緒に
    猛スピードで競争しながら塾に向かっていました。
    僕は友達にスタートダッシュを決められたため、
    レース中はほとんど友達の背後につけていました。
    そして塾まであと5分ぐらいのところまで来たそのとき、
    僕はラストスパートに入ることを決めました。
    今まで以上に思いっきりペダルを踏むと、
    僕の自転車は友達をあっと言う間に抜き去りました。少しドヤ顔を決めつつ、
    さらに加速しようとペダルをこいだそのとき、悲劇が起こりました。
    横からゆっくりとしたスピードで現れるワゴン車。
    最大限に加速していた僕の自転車は、これに対応できず、そのまま衝突。
    これが僕自身初の交通事故となりました。
    衝突直後は貧血でクラクラしましたが、病院の診断はただの打撲。
    しかしながら、しばらく足をひきずる生活を余儀なくされました。

    やっと怪我も癒えた11月のこと。久しぶりの体育で、
    その日の種目は僕が中学時代やっていたバスケットボールだったこともあり、
    僕のテンションは最高潮に。
    ボールを追いかけ、全速力で走っていたそのときでした。
    突然腹部を強い痛みが襲いました。
    それもただの腹痛ではなく、これまでに経験したことのない、ズキズキとした痛みです。
    下校後、病院に行くと、診断結果は肺気胸でした。肺に穴があく病気です。
    医師からは衝撃を与えないように、松葉づえでの生活を言い渡されました。
    病気の箱根駅伝とでも言うべきこの展開。僕は神様を疑いました。

    さらにその傷が癒えた12月。
    初旬中旬と万全な生活を送っていた僕に、今度は風邪が襲い掛かります。
    12月終りからセンター当日まで、毎日37.4℃の微熱。休むまでいかないけれど、
    微妙にしんどい生活が半月以上続きました。
    そしてセンター前日、万全を期すために、僕は病院で点滴を受けました。
    さらには、2日間もつようにと、
    お医者さんが葛根湯とアリナミンAを処方してくれました。
    それらを駆使しながら、僕は2日間で3年間の集大成を発揮しました。
    結果は780点。目標の9割には到達しませんでしたが、
    名大理学部のセンター推薦には十分な成績でした。
    これを機に、それまで僕を苦しめていた病はパタッと無くなり、
    不思議なほど快調な春休みを過ごしました。
    僕は心と体って本当に繋がっているんだなということを実感しました。

    以上が僕の受験期に起こった災いの数々です。
    今回のコラムを読んでみなさんに感じてほしいことは、
    受験期、心には大きな負担がかかっているということです。
    僕は現役のとき、プレッシャーを感じているつもりはありませんでしたが、
    今思うと大変な負担がかかっていたのではないかと思います。
    プレッシャーは必要ですが、あまりかけすぎるのもよくないですね。
    元気な心と体で、一年間を乗り切っていきましょう!
    数学の質問待ってます!

    山下 龍星

    抹茶パンダ饅と僕。どっちがかわいいですか?

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