単語帳はカッターで全ページばらばらにして
サランラップを巻いて浴室に持って入り
湯船につかりながら目を走らせたりした。
トイレの壁を埋め尽くした日本史年表は
座りながら増やした書き込みで
最後には年表なのか何なのか判別できなくなった。
睡魔に襲われると
爪楊枝で額をつついて意識の混濁を寸前で防いだ。
爪楊枝の刺激になれてしまって
つい手を出したコンパスは
結局一度しか使わなかった(笑)
痛すぎた。
当たり前だった(笑)
それにわずかながら出血もした。
それも当たり前だった(爆)
『独りアブドーラ・ザ・ブッチャー対テリー・ファンク戦』状態だった。
・・・我ながら古い例えを持ち出してしまった。
興味のある方は You Tube でごらんください。
おでこの傷口を洗面台の鏡に映して見ていると
いつの間にか母が背後にいて
どうしたん?
と訝しそうに聞くものだから
いやなに、ちょっとニキビが潰れただけや
と適当なことを言ってごまかしていた
あの夜。
プリティ中野