8月の初旬に本格的な受験勉強に突入して以来約2ヵ月
ほとんど全てのエネルギーを英語と日本史に投入してきた僕だったが
現代文で学年1位になったことにはさほど驚きはなかった。
小学校低学年以来、小説だけは豊富に読んできたので
現代文にはそれなりの自信があった。
加えて高校受験以来、精魂傾けた勉強からすっかり遠ざかって
随分とナマクラになっていた僕の脳細胞も
急激に始めた受験勉強のおかげで錆がとれて
基本性能がかなり蘇ってきたという実感があった。
運動の世界でも
ある競技を懸命に練習することによって培った基本運動能力は
別の競技においても大いに活かしていけることが当然であるように
受験勉強でも
ある教科に打ち込むことによって高めた脳の基本性能が
別の教科にとっても有効に働くことは自明の理である。
僕としては、だから、現代文で学年1位になったこともさることながら
ほんの2ヵ月前までは5文型も分からず
標準レベルのパラグラフをたった一つ読み解くのにも
青息吐息だった英語や
苦手意識はなかったものの
まだまだ未開拓だった日本史や古典を含めた
私立文系総合で
180人中ワースト10からベスト3に一気に駆け上がったことの方が
快挙というにふさわしいと感じたのだった。
プリティ中野