先日、名古屋では桜の開花が宣言されました。
開花は例年より早いのだそうで、
また今年も入学式など肝心なときには既に散り切っているのだろうと考えると、
どうして桜の品種改良を進めないのかと至極疑問に思います。
医学を志す以前は農学の道も考えておりましたから、
桜の研究をしていた現在もありえたのかもしれません。
そろそろ花粉症の原因であり日本の山々に散々植林されてきたスギは伐採して、
桜を植えたほうが良いのではないかと、
山林の環境に詳しくない僕などは考えてしまいます。
スギは成長が早いので戦後急速に植えられたと聞きましたが、
もう21世紀に入ってしばらく経つのですからなんとかならないものですかね。
ちなみに散々1人で勝手に議論してきた僕は花粉症ではないので正直なところなんでもいいです。
さて、あと1週間で4月を迎える今の時期に僕から一つ受験生にアドバイスをします。
例によって僕は生物選択でしたから、
生物のことについてです(メプレスにも生物選択の受験生が多くいると思いますのでご勘弁を)。
この時期から夏までは、生物の勉強時間のうち、
問題集に割く時間は5%ほどにすることをおすすめします。
前々から何度も述べてきたことですが、
理系教科のなかでは高校生物ほど演習がいらない教科はありません。
教科書や資料集に書かれた知識を系統立てて背後にある理論を理解しながら、
最後にはすべて覚えさえすればよいのです。
そして、問題を解くときには、覚えた知識を理論に則って、
暗記したときとは逆方向に噴出してやれば自ずと解答が仕上がります。
「またまた変な冗談を」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、
僕の高校時代の生物の恩師からこの話を聞いたとき僕も同じ気持ちでありました。
受験を通して少なくとも僕はこの考え方は正しいと確信しています。
焦らず知識の整理をしていきましょう。
来年の4月には、満開の桜のもと、みなさんが第一志望の大学の入学式に参加されることを願います。
名古屋大学医学部医学科4年 花城勇人
オーストラリアはケアンズのスーパーでスーパーかっこいい花城君。