おことわり:7月22日に書いた原稿です。
急落を始めた中国株価は下げ止まることを知りませんが、
これから始まる夏休みへのドキドキとワクワクの高まりも僕の心のなかでは止まることを知らないようです。
(中国の不動産バブルももう終わりでしょうか?)
さて、今回は久しぶりに僕の受験生時代に触れたいと思います。
よく受験界では「科目ごとに計画を立てて、その計画を遅れることなく一日一日実行していきましょう!」と言われますが、
受験時分の僕は計画を立てるのもそれに則って進めていくのも大がつくほどの嫌いでした。
(先に申し上げますが、これはあくまで受験勉強に対する僕の主観であります。
計画をたてることとそれを順守することは、
タスクをこなす上で最重要のものの一つであることは間違いありませんし、
過去あるいは現在の僕は受験勉強以外については計画を立てて実行してきました)
受験勉強での計画とは、抽象的なもので言うなれば「今日は二次関数を完璧にする!」
、具体的なもので言うなれば「今日はチャートを10Pやる!」などが挙げられると思います。
前者はお話にすらならないことは明白ですが(こんな計画なら立てるだけ無駄です)、
後者ですら受験生時代の僕は嫌いました。
理由は簡単です。
計画が実行できなかったときの脱力感を味わいたくなかっただけなのです。
これは多くの場合、計画にはずれが生じることに起因します。
例えば、一日チャート10Pと決めたとして、いつも勉強を終える時間になってもまだ5Pしか終わっていない!
という危機的な状況になったらどうしますか?
せっかく立てた計画です、最初のうちはムキになって夜遅くまでやるでしょうね。
では果たして寝不足の次の日に計画の遂行は可能でしょうか?
あるいはその日も心地よい布団の誘惑を振りきって勉強に専心できますか?
また逆に、勉強を終える時間のだいぶ前なのにもうノルマを達成してしまったとしたらどうしますか?
なるべく楽なことを好む僕のことですから、
後ろめたさを感じるものの遊びほうけてしまったかもしれません。
(具体的な教科名は言えませんが、教科によっては大っ嫌いだったので
…数学・理科・英語以外と言っておきましょうか…)
いつしか計画を立てる前の自分よりも遊んでしまっている自分に気付き、
罪悪感を覚えるんですね、
そしてそのうち計画を厳しくして実行可能量を超えてしまい寝不足になる…最悪な負のスパイラルです。
こうしてどちらの場合も計画は頓挫して、
せっかく作成した計画書もただの紙切れへと戻り下がります。
もしかしたら二度と目にしたくない忌々しい邪悪な用紙に思えてくるかもしれませんね。
計画が予定通り遂行されることを願うばかりに、
実際に遂行されなかった時のやるせなさはより一層増してしまうという
なんともアイロニックな事態に陥るわけです。
このアイロニーを噛みしめるたびに感じる味覚に僕は耐えることができませんでした。
そのうち勉強の計画を実行することはもちろん、
立てることに対してすら億劫になっていったんですね。
では計画を立てなかった僕がどのようにして勉強をしていたかということに移ります。
量的な計画を立てるとろくなことがないのは上に述べたとおりです。
なので当時の僕は時間的な目標を立てました。
今日は数学3時間、生物2時間とか、ですね。
さらにこの時間内はその教科の勉強だけやるという単純な制約を課しました。
非常にざっくりしてますが意外とうまくいくものです。
そして当時の僕はゲーム的な感覚でこなしたページ数を勉強時間で割って、
参考書ごとの勉強速度を算出していました。
今日はチャートが5P/hだった!
昨日までの平均が6P/hだったけど、難しい範囲だからちゃんと勉強できたな。
あるいは、今日は15P/hでこれまでの最高スコアだ!やった!
(実際にはコラムが10Pも続いている範囲をやっただけで、問題はそこまで解いていません)など…
量なんていう難易度を考慮しないデタラメな指標よりも、
速度のほうがよっぽど良い指標になります。
速度を計測していくうちに、
勉強を始める前にその日はどこまで進むのかおのずと量的なことも推測がつくという副産物もありました。
(これまでの平均速度にその日の勉強予定時間をかければ、だいたいどこまで進むかわかりますからね。
この量はあくまで参考程度で順守する必要は全くありません、、むしろ積極的に無視してください)
最後に…勉強方法は人それぞれです。
自分にあった勉強方法を早い段階で習得し、最効率で学習を進めていってください、応援しています!