評論
漢字は、標準。
本文は、簡単。よくある科学論。
問題は、選択肢。どの設問も、ほんと、紛らわしい。
本文と設問の往復が、評論では考えられないくらい多発。
結果、30分かかりました・・・。
受験生に日頃戒めている、「二択で迷っても、思考停止して祈るな!」を、自ら破ってしまった・・・。
それと、問六は両方とも「不適当なもの」を答える問題。これも、去年に引き続きだなぁ。
小説
2009年追試でも出た、野上弥生子。
こちらは評論と真逆に、本文がガチ(野上弥生子って、こんな文体だっけ・・・)。
問1ちょっと紛らわしすぎると思う。
(ウ)なんて、当たったからいいものの、①と②って正誤分けられるのか?
評論で時間をくったのに重ねて、この問1でムダに逡巡してしまった・・・古漢がピンチ!
他の設問については、ややあからさまなくらい、切りやすく選びやすかった。
問2を除いて。問2、外しました・・・。
選択④が正解・・・言われりゃ確かにそうだ。
「手提げ籠」の文脈がリード文から効いているのに、見落とした・・・。
選んだのは、③。私見では、③は「手提げ籠」に一切触れていない点以外、落ち度がない。だから、スンナリ誘われてしまった。
④は「後に郊外へ出掛ければいい」なんていう、直前を良く見れば分かるところで、切っちゃった・・・。
古文
去年よりは本文に手応えあり。でも、全然許容範囲内。
でも、問1の「にげなし」、外しました・・・。
こんな単語、知らんて・・・。
「似げなし」だと推測して⑤にすがったが、ひっかけか・・・。
それから、問2でかなりてこずった。
直後の「君」の問いかけに従えば、①だし・・・。
大域的な文脈で見れば、②だし・・・。
迷った末に、直前の「尼でなかったら私は絶対放っておかない!」を根拠に、②の「恋心」をチョイス。あぶねー・・・。
あとは、特筆すべきことナシ。和歌も簡単だった。
問2の時間的ダメージで、制限時間的に漢文がバーニング状態。
漢文
散々迷って「蓋」を外したぁ! もぉー!!
意味から考えれば、「どうして~しないのか?」なんていう意味、文脈的に入るワケないのは分かったはずなのに・・・。
「ワタクシ思うに」ですよね! そうですよね! 確かにね!
あとは言うことございません。くそー!
ここまでに時間をとられすぎて、漢文10分かけられていないのが、たたったか・・・。
受験生諸君、僕だってギリッギリでした。
・・・というか「蓋」のケアレス考えたら、こりゃ「アウト」だよな・・・。
というわけで、
評論 50
小説 43
古文 45
漢文 46
計 184
・・・でした。180超えりゃ、まぁ、いい。いいよね・・・?
全体としては、去年より「やや難化」だと思います。
昨年の平均点は、下るなぁ。しかも、適切に。
120点くらい、いっちゃうと思います。
目に見えて不満な問題は、ありませんでした。