〔評論〕
23分で終了。結果、50点。
ほぼ何の手応えも感じない、拍子抜けな易しさ。
選択肢で、二択からちょっと困るように作ってあるのがあったかな・・・という程度。
問5に当惑した子もいただろうが、アレは要するに、
「本文と一致しない、不適当な選択肢を選べ」を、お喋り口調でやっているだけ。
〔小説〕
変に迷ってしまって、24分かかって終了。結果、38点。
間違えたのは、問2ならびに問6の片方。
問2に関しては、「こちらの不注意」というほかない。
ちなみに、選んだのは⑤。
問6に関しては、疑問がある。
①は確かに「不適当」だろう。ここは、同意。
しかし、④がもう一つの「不適当」だというのなら、②はどうか?
「生活状況・・・暮らしぶり・・・の違い」とあるが、
同じ「三等列車」に乗っている時点で、
「貧富」という観点で言えば、「同じような生活状況・・・暮らしぶり・・・」だろう。
「私」が「一等列車」で彼らが「三等列車」なら、「違い」もあろうが。
もちろん、本文にはこの夫が「工員っぽい」という説明があるから、
「職種」という観点で言えば「私」と「彼ら」は異なっていると言えるかもしれない。
でも、「職種」のことを、フツー「生活状況・・・暮らしぶり・・・」なんて表現するかなぁ?
ともあれ、「生活状況・・・暮らしぶり・・・」が何を指すかで、
「適当(不適当とは言えない)」になってしまう余地がある以上、
問6のミスについては「こちらの不注意」とは思えない。
そりゃまぁ、④が「不適当」だと言えばもちろんそうだが、
それは②が「不適当」だということを排除するものではない。
〔古文〕
これまた評論と同様、拍子抜けするほどに手応えなし。
15分で終了。結果、50点。
何も言うことはありません。
〔漢文〕
文章終わりかけのところで若干迷ったが(あの2枚の絵の違いとか)、
思ったほどの手応えは、なし。
17分で終了。
結果、50点。
トータル、80分ギリギリで解答終了。
結果は、187点。
本職の講師である身としては、
「え?・・・190点超えなかったの?!」
・・・よく言って「そりゃあ当然でしょう」という、そんな仕上がりでしょうかね。
全体として思ったこと。
まず、4題通じての「不適当を選べ」の多さ。
「不適当」を選択する場合は、「最も適当」を選ぶ場合と、
とるべきスタンスが違ってくる。
それに対応し切れなかった子は、
ソコソコいるんじゃないだろうか。
もう一つは、「この劇的な易化」が何を意味するかだ。
平均点は、各社の速報が示す通り、130点ちょい。
去年より10点以上跳ね上がっている。
昨年の問題も、
2年前(2014年)に比べれば劇的に易化していた。
今年はその反動が来るかと思っていたら、
2年連続で、「劇的に易化」。
2017年の難易度を思うと・・・
ちょっと背筋に来ますね・・・。
安達雄大拝
2016年1月21日 記
千種駅前のインド料理アンナプルナにて