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  • 『吉田つねひこの医気軒昂~医学部を志す若者へ』~Vol6~

  • 吉田 統彦(よしだ つねひこ) <プロフィール>
    東海高校を経て名古屋大学医学部卒、同大学院修了。前衆議院議員。眼科医。医学博士。愛知医科大学医学部客員教授。昭和大学医学部客員教授。名古屋大学医学部非常勤講師。名古屋医療センター非常勤医師。

    吉田つねひこ先生公式ブログ

    本稿では、医師不足が指摘されてより、俎上に上がっている新設医科大学(以下、新設医大)の現状に関して、お話します。安倍政権で2013年12月東北地方に新設医大の開設を進める閣議決定がなされました。民主党政権時代にも2010年6月頃に各紙新聞の一面で、30年ぶりの医学部新設そして具体的に北海道医療大学、国際医療福祉大、聖隷クリストファー大の三校の新設医大開設が既成事実であり、更に成田市や東北地方にも更なる新設医大開設の可能性があるというような報道がなされました。これに対し私は数回にわたり予算委員会や文部科学委員会で質問をさせて頂きました(後述)。2010年当時は一部の議員の思いと当事者である新設医大関係者の思いが先走っていた印象が強く、文部科学省と厚生労働省は新設医大開設の無駄の部分をよく理解しており、現状通り、各大学の定員増加を進めるべきと考えていました。今回の閣議決定を受けての文部科学省の東北地方への医学部設置認可における留意点(必要な条件整備)を見てみましょう。

    ① 震災後の東北地方の地域医療ニーズに対応した教育を行うこと(例:総合診療や在宅医療、チーム医療等に関する教育、災害医療に関する教育、放射線に係る住民の健康管理に関する教育等)

    ② 教員や医師、看護師の確保に際し引き抜き等で地域医療に支障を来さないような方策を講じること(例:広く全国から公募を行うこと、既存の大学や医療機関、地方公共団体等との提携により計画的な人材確保を行うこと、特に人材が不足している地域や診療科の医師の採用には十分配慮すること等)

    ③ 大学と地方公共団体が連携し、卒業生が東北地方に残り地域の医師不足の解消に寄与する方策を講じること(例:地域枠奨学金や入試枠を設定すること等)

    ④ 将来の医師需給等に対応して定員を調整する仕組みを講じること(例:既存の医学部の定員増と同様に、入学定員のうち一部を平成○年度までの臨時定員とすること等)
    ※文部科学省資料より

    となっています。また2010年当時の新聞報道等での医学部設置認可の条件は、①既に看護や薬学などの学部がある②医療系の基礎科目の教官がいる③実習先として地域の病院が活用可能、となっており、これはそれ以前に民主党が挙げた、既に①看護学校を有する②病院を有する、という条件に沿って俎上に挙がったものと思われます。次稿では実際に私がした質問を通じて、課題や問題点を考えていきたいと思います。

    前衆議院議員 医師 吉田統彦拝

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