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  • 『吉田つねひこの医気軒昂~医学部を志す若者へ』~Vol34~

  • 吉田 統彦(よしだ つねひこ) <プロフィール>
    東海高校を経て名古屋大学医学部卒、同大学院修了。前衆議院議員。眼科医。医学博士。愛知医科大学医学部客員教授。昭和大学医学部客員教授。名古屋大学医学部非常勤講師。名古屋医療センター非常勤医師。

    保守を考える:その6 我が国の保守

    (甲)日本の保守の立脚点を探る

    ローレツは後藤に最も嘱望していた。

    保守に関する今回の連載を始めるにあたって、私は

    「例えば平安末期における源頼朝は当時においては間違いなく革新勢力であり、
    保守勢力であった平安貴族そしてそこに取り込まれていった平家一門との戦いこそが
    治承・寿永の乱いわゆる源平合戦であり、
    名古屋の生んだとされる政治的な天才であった源頼朝はこの戦いに勝利します。

    南北朝時代の後醍醐天皇そして足利尊氏は
    各々、延喜天暦の治および鎌倉時代初期に軸足をおいた
    復古的改革主義勢力になると思います。

    織田信長は強烈な革新勢力であり、
    宗教や伝統といった部分を中心に
    今までの国体の多くを変えてしまったわけであります。

    また明治維新は間違いなく300年続いた
    江戸幕府という保守勢力に対する革新勢力による勝利であったわけですが、
    大政奉還そして王政復古の形をとることで復古的改革主義の形態をとっています。

    では戦後既に70年が過ぎ、焼け野原となった日本を
    そしてその国土の6割を失い日本人の価値観を大きく変えた第二次世界大戦および太平洋戦争を
    知らない日本人が大多数を占める今現在の我々が
    保守として考える
    古くからの伝統・習慣・制度・社会組織・考え方とはいつの時代のものなのでしょうか?」

    と問いました。

    そして「朝野における“いわゆる”保守化は日本だけではありません。

    米国における連邦政府の権限拡大とオバマケアに反対する米国のティーパーティー運動、
    ・・・ロシア(ロシア革命から約100年)や
    南アフリカ(南アフリカ連邦成立から約100年、アパルトヘイト廃止から20年強)などの
    新興国でも外国人に対する嫌悪感や移民排斥運動の拡大、
    ・・・中国においては連綿と続いた歴史・伝統・文化・教育を一切否定した文化大革命を主導した
    毛沢東思想(マオニズム)の復興及び復権とあわせたナショナリズム、
    これらは比較的近い過去(100年から250年以内)に
    その論拠と理想を置いた保守主義とみなす事が出来るのではないでしょうか?

    これらは本質的には江戸幕府に対する
    薩長土肥を中心とした軍閥による武力クーデターによって成立した明治政府による
    天皇親政体制への転換とそれに伴う一連の改革であった明治維新から
    約150年を経た今の日本国と比較して如何でしょうか?」

    とも提起致しました。

    その答えを探っていく上で、興味深い考察があります。

    『戦後日本の国家保守主義』を著した上智大の中野晃一教授(比較政治学)は
    「日本では保守という言葉に、ねじれがありますね」と表現しています。

    日本の近代が始まった明治維新でいえば幕府を守るのが保守、
    新政府は革新となるはず、、、、、
    そこで氏は「明治“維新”は王政“復古”を伴った。前近代に起源を持つ階層を維持する意味で保守なのに、
    後発国として国家主導の下に近代化改革を進めた。
    いわば、革新性を内包する保守が生まれた」と述べています。

    氏は国の役割も日本は独特であると表現します。

    「英米の保守は個人の思想信条や経済活動などは、
    宗教や市場に任せろという考えなのですが、
    日本の保守は戦後に至っても、国家が個人を主導する考えが残っています」と、
    私もここが“日本の“保守を欧米や他国の保守と比べ
    大いにわかりにくくしている要因の一つではないかと考えます。

    次稿でもさらに考察を進めていきます。

    元衆議院議員 医師 吉田統彦拝

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