こんにちは。数学・化学の吉野由宏です。
前回に続き、模試の話です。
5月に受けた模試の結果が返却されました。
返却された結果の見方についての話をします。
・復習
本来ならば、模試を受けた直後がいちばんやりやすいでしょうが、
そのときにやっていなければ、返却時に復習をするのがよいでしょう。
すべての問題について、しっかり見直すと時間がかかりますから、
現時点で自分ができなければならない問題だけに重点を置いて復習すること。
選択問題については、模試当日には解かなかった問題も、見る価値があります。
・自己採点結果とあっているか
マーク模試はセンター試験本番の予行演習と考え、
模試当日には自分の解答がわかるようにチェックし、
帰宅後すぐに自己採点をしておきます。
結果が返却されたら、自己採点と照合してください。
自己採点が完璧にできている受験生は1割~2割くらい。
相違点が見つかれば、必ず裏面の採点シートを確認すること。
センター試験本番で自己採点のミスがあれば非常に困ります。
・記述の配点、部分点のチェック
模試と本番では採点のしかたが異なるので、
完全に信頼するわけにはいきませんが、
特に現役生は、どういう部分で得点が与えられ、どういう部分で減点されているかをチェックしましょう。
解答冊子に得点の基準が書いてあり、返却された答案にも部分点が記載されています。
答えは合っているのに減点されているケースは必ず理由を納得すること。
・事前の目標得点との相違
マーク模試の場合、各分野の目標得点をおおまかに定めておき、
結果と比較するのもよいでしょう。
ただし、記述模試の場合、“たまたまできた/できなかった”というのも多いので、
得点が安定するまでは、あまり気にしなくてもよいでしょう。
以上が、模試が返却された際に留意すべき点です。
せっかく1日かけて受けたのですから、
これまでの学習を反省し、今後の学習に生かす機会になればよいと思います。