こんにちは。
新しい年度が始まって1ヶ月あまり。
年度の初めに考えた計画はうまく進んでいますか?
実際に学習しているときの手ごたえだけでなく、
目に見える結果も参考にしたいと思う受験生も多いでしょう。
そのために、各予備校では5~6月に多くの模試が実施されています。
今回はその模試の受け方についてのお話です。
まず、模試を受ける目的を整理しておきましょう。
目的の1つは、上で書いたように、これまでの学習の成果を見ることです。
模試を受ける前に、各科目、それぞれの単元について、
自分の学習がどういう段階なのかを考えましょう。
「まだ学習をはじめたばかりなので、結果が出るのはもっと後」
「基本的なことは学習したので、6割くらいまではできるはず」など。
事前に予測をしておき、
その予測と模試当日の手ごたえ、
数字としてあらわれる結果を比較することで、
よりしっかりと現状の分析ができるのです。
模試を受ける2つ目の目的は、本番に近い気分を味わうこと。
そのためにはある程度の緊張感をもって臨みましょう。
精神面だけでなく、ある程度学習が進んでいる生徒にとって、
模試は時間作戦などのよい練習機会になります。
特にセンター試験で高得点を取らなければならない国公立志望者は、
マーク模試は作戦を試すチャンスです。
予め、時間配分、解く順番などの作戦を決め、
それを実行しながら、自分の最もやりやすい方法を探しましょう。
それでは、どの模試をどの程度の回数受験するのがよいのか?
学校で全員受ける模試が多い人は、決められた通りにするしかありませんが、
それ以外の人は、受験する模試を自分で選択できます。
ほとんどの模試は1日かけて受けることになり、
さらにその見直しにも時間がかかります。
無駄のないようにしたいですね。
私の場合、1~2ヶ月に1度を目安にしています。
一般より少なめでしょうか。
多くの場合、マーク系の模試と記述系の模試がセットのようになっていますが、
私は志望校判定を気にしませんので、
必ずしもセットで受験する必要はないと言っています。
私立医学部志望者は、
日程によってはマーク模試をカットしてもいいでしょう。
逆に国公立医学部志望者で偏差値65をこえている人は、
通常の記述模試をカットして、難易度の高いもの(駿台全国模試、
河合塾医進模試など)をメインにする方がよいでしょう。
特に秋からは実施される模試の数が多いので、
志望や状況に応じてしっかり選択しましょう。
(次回に続く)