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講師コラム


がんばっていこうか!五稜郭高田先生

五稜郭高田の頑張って医攻化はついに第五回目を迎えました!(((o(*゚▽゚*)o)))

暦は9月も下旬となり、夜は一段と涼しくなってきましたね。

受験生は涼しさと共に焦りが出てくる時期ですが、
ほどよい緊張感を保ちつつ、頑張って医攻化!

9, 10, 11月は国公立大学医学部を受験する生徒は
2次試験対策の勉強をするという人が多いと思いますが、
センター試験が苦手だという人は、
周りに左右されずにセンター試験の勉強をしましょう。

国公立大学医学部合格のためには、
センター試験のボーダーラインの点数が9割ですから、
ほとんどミスが許されないということになります。
センター試験が苦手な生徒は、
特に2次試験の勉強だけではなく、センター試験の勉強をしっかり行ってください。

最初からセンター試験を捨てて、2次試験の勉強だけで乗り切るというのは、絶対に危険です。
そしてこの時期に大切なことは、科目間で偏りのない勉強をすることです。

今回は、東海大学医学部の問題を取り上げます。
それでは頑張って医攻化!o(^▽^)o

次のア~オの記述に関する法則名を、a~fの中から一つ選びなさい。

ア、自然界の水を構成する水素と酸素の質量比は、ほぼH : O = 1 : 8 である。

イ、同温・同圧において、気体で反応する水素と酸素の体積比は、H2 : O2 = 2 : 1 である。

ウ、一酸化炭素と二酸化炭素において、一定質量の炭素を化合している酸素の質量比は、一酸化炭素:二酸化炭素=1 : 2となる。

エ、同温・同圧において、気体の水素と酸素の体積が同じであれば、水素と酸素には同じ数の分子が含まれる。

オ、温度一定において1 molの気体では、その気体の圧力と体積の積は一定である。

a: 質量保存の法則 b: 定比例の法則
c: 倍数比例の法則 d: 気体反応の法則
e: ボイルの法則 f: アボガドロの法則

今回はいろんな法則がでてきましたね。
法則をしっかり覚えている人は少ないと思います。
特に倍数比例の法則は難しいですね。(´-ω-`)

一つ一つの法則を説明していきましょう。 ( ..)φメモメモ

・質量保存の法則(ラボアジエ) (‘_’)
「反応の前後で物質の総質量は変わらない」という法則です。

例として、マグネシウム(Mg)が燃焼して、酸化マグネシウム(MgO)になるとき、
はじめのマグネシウム(Mg)と結合した酸素(O2)の質量の合計は
酸化マグネシウム(MgO)の質量に等しいということになります。☆彡

・定比例の法則(プルースト) (*’▽’)
「化合物の中のある原子と別の原子の質量比は一定である」という法則です。

再び、酸化マグネシウム(MgO)を例にとると、
酸化マグネシウム(MgO)中のマグネシウム(Mg)と酸素(O2)の質量比は
一定であるということになります。ヽ(・∀・)ノ

・倍数比例の法則(ドルトン)(*^-^*)
「同じ原子を含む化合物において、その同じ原子の質量を一定としたとき、
もう一つの原子の質量比は一定になる」という法則です。

例として、酸化マグネシウム(MgO)、塩化マグネシウム(MgCl2)をとると、
2つの化合物に共通するマグネシウム(Mg)の質量を一定とすると、
酸素原子(O)と塩素原子(Cl)の質量比は一定になるということになります。\(^o^)/

・気体反応の法則(ゲーリュサック)(*^▽^*)
「気体どうしの反応において、それぞれの気体の体積比は一定である」という法則です。

例として、一酸化窒素(NO)と酸素(O2)との反応において、
それぞれの気体の体積比は一定であるということになります。(o^^o)♪

・アボガドロの法則(アボガドロ) (/・ω・)/
「同温・同圧では、同体積の気体に含まれている分子の数は、
気体の種類に関わらず一定である」という法則です。

これは、アボガドロ定数(6.02×1023/mol)が計算問題によく登場するので、
一番なじみがある法則ですね。
1molあたりの分子の数は6.02×1023個ということです。ヾ(*´∀`*)ノ

よって答えは、
ア、b イ、d ウ、c エ、f オ、e !(^^)!

法則とその意味は、化学が得意な人でも得点しにくい分野です。
こまめにふれておくことが肝要です。(*≧∀≦*)

それでは次回もお楽しみに!

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