お久しぶりです!
ドラゴンスターこと山下龍星です。
久々のブログということで、何を書こうか考えを巡らせた結果、
今回は自分がここ数年で学んだことについて話していこうと思います。
テーマは『挑戦と失敗』です。
人生において失敗することほど人を成長させることはありません。
当たり前のことですが、これを子供の頃から実感し、
自分の言葉で語れる人は意外と少ないのではないでしょうか。
特に優秀な生徒ほど失敗を知らず、それが時に指導のポイントになることもあります。
恥ずかしながら私は、大学に入るまで失敗することの大切さをしりませんでした。
というのも、自分は一人っ子として生まれ、兄弟や友達と争うこともなく、
ぬくぬくとした環境で育てられ(優しく育ててくれた母や祖母には凄く感謝しております)、
小中高ともに勉強は出来る方だったし、
部活や人間関係においてもそれほど不自由なく高校卒業まで来ていたからです。
高校卒業までの自分は、人生において『成功』か『人並み』しか味わったことがなく、
逆に言えば『失敗しそうなこと』からは逃げ続けていたとも言えます。
例えば自分はカナヅチなのですが、水泳の授業の日は2回に1回は仮病で休んだり、
嫌いなマラソンの授業では、特別大したことのない腎臓の持病のせいにして見学したりしていました。
以前ブログにも書きましたが、大学受験の際も、落ちるという『失敗』を恐れるあまり、
A判定の大学以外は受けようとしていませんでした。
そして実際に大学には合格したのですが、それが本当の勝利だったのかは、
やはり疑問が残ってしまいます。
このようにして失敗しそうなことから目を背けることは、実際かなり楽なことですが、
自分の考え方や可能性を、非常に狭くする行為なのではないかと今になって思います。
私は大学に入り、バイトや勉強、日常生活を通して、人生において初めて失敗することが何度かありました。
失敗しそうなことから逃げ続けてきた自分にとって、
それはかなりダメージの大きいことで、何度も挫けそうになったこともあります。
しかし今思うと、そうやっていろいろなことで失敗してきたことで、
挑戦せずに逃げていた頃よりも遥かに心は強くなったし、
人としていろいろなことを学べるようになりました。
失敗した経験があるからこそ出来ることがあり、失敗するほど人は強くなります。
今回自分が皆さんに伝えたいことは、
失敗を恐れるあまり自分の可能性を狭めたり、
現在の環境に甘えて現状維持を目標にするのだけはやめてほしい、ということです。
そうやって生きている間は、成長スピードがとてもスローになります。
一歩踏み出す勇気を持ち、失敗をポジティブに受け入れることで、
人として成長していく事ができます。受験においても同じです。
そういう気持ちを忘れずに一緒に頑張りましょう!
自分もまだまだ勉強です(^_^;)
名古屋大学理学部数理科学科 山下龍星