京都大学卒業式でご長男の央之さんとツーショットの石原先生。

こんにちは。数学科講師石原泉です。

思えば、6年前のことです。

長男の京都大学の入学式が、京都のみやこメッセで行われ、

そのときの総長の式辞が大変印象的でしたので、ここに紹介いたします。

★式辞全文～京大ホームページ

私が式場で感動したのは

～京都大学に入学するまでに、皆さんは、さまざまの長く厳しい受験の道を辿ってこられたことと思います。

敬意を表したいと思います～

という部分でした！

☆《「敬う」とは》

相手を尊んで、礼を尽くす。尊敬する。という意味（デジタル大辞典）

(用法)
敬うは対象を高位のもの、上位のものとして、礼を尽くすという意で、
「神仏を敬う」などのほか、「老人を敬う」「恩師を敬う」のように身近な相手にも向けられる。
（デジタル大辞典）

☆ 《敬意を表する》

相手に対する尊敬の気持ちを表す、尊敬の気持ちを形にする
とあります。（実用日本語表現辞典）

松本総長という方は《敬意を表す》を学生に遣われるんだ！

と、感激したのを、今でも覚えております。

また昨年の2012年度の4年が修了した際の京都大学学部卒業式で、

ふたたび、みやこメッセで松本総長の2回目の式辞を拝聴いたしました。

これも先ほどの京大ホームページに掲載されていますが、・・・

さらっと、厳しいこともおっしゃられたのが印象的でした。

～京都大学で学ばれた皆さんは

学士という形で一種の保証書を授与されたわけですが、

今後とも更に精進を続けないと

やがて時代に取り残されていくことになります～

入学式や卒業式などイベントに出席すると、

その場でしかわからない雰囲気というものが体感できます。

背筋がシャンとしました！

百聞は一見に如かずとはよくいったものです。

皆さんはこれから自分がどこのステージで4年間、あるいは6年間を過ごすのか？

その入り口になる入学試験にチャレンジするために今、

自分を進化させるべく

受験勉強なるものに取り組んでおられるところだと思います。

それだけが全てではありませんが、

この大学に入りたい！！！

という熱い情熱は

大事なことの1つだと思います。

だからこそ皆さんのこのチャレンジに

私がお役に立つにはどうしたらよいのだろうか？を考えるわけです。

我が子たちの受験は終わりましたが、

講師として、

そして一人の母親として、

今思うことは

行き詰った時、

しんどいとき、

次に進むためのパワーを

なくさず前に進めるか？

に尽きる気がします。

私も、息子たちも

運が良いことに

親切な方々に

助けられて支えられて

今があります。

何かをやろうとすると、

やった方がいいことはたくさんありますが、一度に全部はできません。

タイムリミットもありますし、悠長なことは言ってられません。

人それぞれ、性格も考え方も、大事にしていることも違うので、

一概にどうこうはいうこともできません。

しかし、数学に関してなら、

ビックアップしたある程度の良問を繰り返すことで得られるものは大きいです！

まずは、それを少しずつでも、とにかく淡々とやっていくと、

あるとき、基本がわかり、自分の中に落ちるとき必ずやってきます。

それまでやる・・・

なかなか変化がないように思えるときも

それでもやる・・・・

ただやみくもにやるのはロスがありすぎるので注意が必要です。

皆さんに素敵な春がやってきますように！！