名古屋の医学部予備校・医歯薬&難関大専門塾|St.Mepres

講師コラム

お久しぶりです、花城です。

 

今回は珍しく、セント・メプレスではなく自宅で筆を走らせているわけですが、

そんな僕は試験と試験の間の束の間の休憩期間にあります。

受験生の皆さん、意外と大学生も大変ですよ~(笑)

受験生の時よりは自由な時間は増えますが、

部活に入れば高校の時よりも厳しいところが多かったり、

バイトもしなければいけなかったりと、

受験生時代に僕が思い描いていた、

または現在受験生の皆さんが夢見ているほど、

大学生は遊べない気がします!

 

さて、名大医学部では3年後期の半年間は

研究室に配属され基礎医学研究を行うとカリキュラムで定められています。

他の大学では研究室配属の期間が短かったり、

あるいはそもそも配属されなかったりと種々の様相を示すようですが、

名大は半年もあります。

これは全国的に見ても異例の長さだそうです。

逆に、臨床系の講義や実習などが充実している大学もあれば、

英語教育を重視している大学など、

学風さまざまな医学部がありますので(医学部に限る話でありませんが)、

大学に入ってから実際に受けることのできる教育などについて

調べておくことを強くお勧めします。

 

僕の研究室配属へと話を戻しますが、

僕はこの4月から腫瘍生物学という教室でお世話になっています。

僕が今まで通っていた生化学第二講座とは異なり、

そもそもの研究目的が腫瘍にあるので毎日大変よい刺激を頂いております。

 

このキャンパスライフのコーナーで研究についてしばしば話題を出してきましたが、

何も毎日張りつめて実験しているわけではありません。

実際のところ、実験中には薬品の反応や機械の待ち時間が数時間単位のものも多くあり、

この数時間には研究員の方と歓談したり、

部室でゲームしたり、テニスしたりしています。

無論、これが許されるのは

給料をもらっていないからであるということは言わずもがなですが(笑)

結局、キャンパスライフを謳歌しながら研究も楽しみ、

部活もバイトも楽しくやっています。


バイト先のプリティ中野先生(左)と

医学部=臨床、という印象が強い中、少しでも受験生の皆さんに研究のすばらしさ

(というより実験中の待ち時間のすばらしさと言ったほうが正しいかもしれませんが)

を知ってもらいたいです。

 

冒頭に大学生は忙しいと書きましたが、

これは無駄な時間がなく常に何かをしている、という意味です。

先月21歳の誕生日を迎えましたが、

間違いなく大学に入ってからの3年と少しの期間は

これまでの人生の中で最も充実した期間だと言えます。

教育、部活動、研究など、大学で行われるすべてのことは

自主性、自立心を持って取り組まないと全く実のあるものとなりません。

自分がどの分野に進みたいのか、その分野を学ぶにはどの大学のどの学部がいいのか、

卒業後にどのようなキャリアを積みたいのか、

そういった先の先のことまで考えて志望校を決めてほしいと強く感じます。

 

と偉そうに言う自分は受験生時代にはここまでは考えられませんでしたが…

僕の場合はたまたま後悔することなく、

充実した生活を送れていると自負しておりますが

万が一、苦労して入った大学が自身にとってつまらないものとならぬよう、

先生方やご家族の方とよく話し合って頂きたいものです。

もちろん、僕でよければいつでも相談に乗りますよ!ではこの辺りで!

 

またお会いしましょう~
名古屋大学医学部医学科3年 花城勇人

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