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  • 工夫なく継続するだけでは力にならない!~花城勇人の名大医学部物語~22~
  • 工夫なく継続するだけでは力にならない!


    春一番が吹き荒れ、
    徐々に気温も上がりつつある不安定な気候ですが皆さんいかがお過ごしですか?

    僕はひっそりと始めていた英語のリスニングの勉強が半年を超えたところです。

    家で過ごしているときにひたすら英語を流し続ける
    自己流スピードラーニングを週3回ほどやっていただけですが、
    意外と聞けるようになるものでその効果に驚いております。

    あと1年ほど続ければ
    目標としていた通常の発話がすべて聞き取れるくらいのリスニング力がつくでしょうか。

    会話力はまだまだ英語圏の幼稚園児レベルにも満たないですから
    これからの課題としていきます。

    何事も継続が肝心ですね…

    さて、今回は、わざとらしく継続が肝心と締めたことに絡めまして、
    「継続ははたして力となるか?」という
    ここ最近僕が頻繁にセルフトークしている議題について触れていきたいと思います。

    もちろんこれは有名な格言「継続は力なり」を僕が聞いた際、
    多大な違和感を覚えたことからこの議論は始まったことはお察しのとおりです。

    先にお伝えしておきますが
    これから述べることはただの僕の主観でありますのでご容赦下さい。

    まず僕が辿り着いた一応の結論を先に述べますと、
    継続には一定の意味があるが、
    力となるかはまた別の話ということです。

    さらに、継続の持つ意味にもプラスとマイナスの2種類があり、
    これらは容易に符号変化するということにも思い至りました。

    今からこれらについて受験に関連させながら持論を展開します。

    継続は力となる場合ももしくはならない場合もあるなんて
    至極当然のことを言うのだなと思われた方も多いでしょう。

    僕もそう思います。

    しかしこれを実際に意識して実行できている人のなんと少ないことか。

    ただ毎日英単語を覚える、数学の問題集を闇雲に解く、理科の暗記をダラダラやる、
    このような継続であればやめた方がマシです。

    他の教科の勉強に精を注いだ方がよっぽど効率がよいです。

    肝心なのはその時間に何を学び何を身に付けるかということであって、
    断じてただ時間をとって継続することなんかではあり得ません。

    身を入れた学習を継続することが大切なのに、
    その反対にただ時間をかけて毎日やるだけで伸びると錯覚してしまうことが一番の元凶です。

    集中して取り組むことを毎日継続した場合にのみ、
    継続は力となることをもっと肝に銘じるべきです。

    また、逆説的ですが、集中して取り組めばそれがすべてプラスになるとも限りません。

    例えば、毎日数学に集中して取り組んだとして、
    一向に計算ミスが減らないとしましょう。

    このままテストに臨んだとして計算ミスは必至ですから、
    受験勉強という観点からはマイナスです。

    いくら継続しても結果が伴わなければ、
    その生産性はプラス足り得ません。

    しかしここで見方を変えてみます。

    計算ミスを頻回にしてしまうのであれば、
    どのような類の計算が苦手なのか、
    計算の仕方を工夫できないか、
    あるいは計算のステップを増やすことでミスを減らせないかなど、
    いくらでも改善の余地があるわけです。

    このように継続していくことで
    初めて自分のできないことが見えてきた時こそチャンスです。

    その弱点さえ克服できれば必ず成長できるわけですから。

    これが最初に述べた、マイナスとプラスは容易に符号変化するということです。

    自分の長所を伸ばすことではなく、
    短所を克服することにこそ継続することの真の意味があると考えます。

    以上、長々と述べてきましたが、
    皆さんが日々の勉強に正しい姿勢で臨み、
    合格を勝ち取ってくださることを祈念してやみません。

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    名古屋大学医学部医学科4年 花城勇人

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